※去年のいまごろ、メモに走り書きしていました。
詩のようなもの...かな?(^^;
ケーキのデコレーションにのっている
まるで茶色い糸を織りあわせたような
飴細工のレースのかけら、
フォークで少しちからを入れると
すぐにパリッと割れてしまうような、
そんな、薄い糸で織ったレースのかけらを
幾枚も重ねて、重ねて、
やっとひとつの
両手で覆えるぐらいの、こころ。
そのこころを、
あなたもですか、
わたしもです、と
おなじ、にんげんの、こころとして
むねのうえで、そっと両手でまるくつつんでみる。
こわれやすい、このこころを
ふだんは、ガチャガチャのような
プラスチックのカプセルに、入れているから。
でも、すこし、くぐもっていて、
なにかが、にぶくなってしまうから、
ときどき、とりだして、
まあるく、つつんで。
にんげん、いとしいもの。
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by tege2c
| 2017-12-28 20:48